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2021年07月21日
道案内動画とSEの資質
みなさん、コロナワクチンの接種はお済みですか?
当社では先日、取引先の職域接種にあやかることができ、希望者が1回目の接種を終えました。
自称方向音痴のOさんが、後輩のTくんに梅田の接種会場への行き方を尋ねたところ「こんなん送られてきたんですけど」と私に見せてくれたのが、この画像です。
Tくん自作の道案内の動画です。
そこまでしてくれるの? と尋ねたOさん本人も驚いたのですが、実は他にも梅田に不案内な人が多数いることが判明。
みんなでその動画を共有し、とっても感謝されていました。Tくんは、入社3年目でシステム部の給与・就業グループに所属。
いつもニコニコ優しくて、同僚からもお客様からもとっても頼りにされていて、今年度は新人のメンターも務めています。
ゲテモノ食通で、ペヤングアップルパイ味もおやつと思えば大丈夫という人です。給与・就業といえば、どんな会社にも必要な基幹システムの一つ。
給与の計算はもちろん、そのもとになる労働時間や有給休暇の管理も守備範囲です。
当然ですがTくんはグループに配属されるまで、給与・就業に関する知識は皆無でした。しかも初めての案件は、給与の中でも馴染みのない船員さんの給与システムでした。
グループリーダーと一緒に、お客様のところへ出向き打合せをする中で、最初はチンプンカンプンだったと思います。
でも、システムが完成し運用に入った現在では、彼がサポート担当として立派にお客様とシステムを支えています。もともと勉強熱心なうえ、ソフトな人当たりで親身になって話ができる彼の長所は、システムの受託開発という仕事において、とても高いパフォーマンスを発揮します。
お客様との信頼関係を、早い段階で築くことに大いに役立つからです。
特にエンドユーザー向けの受託開発においては、プログラミングのスキル以前に、相手の状況や要望を漏れなく聞き出すことがとても重要です。
この人に任せれば大丈夫と信頼されることで、わからないことも遠慮なく聞けるし、相手の率直な反応を引き出すこともできます。先輩社員のために、道案内の動画を作ろうと考える彼は、きっとお客様にも真摯に向き合い、使い勝手の良い親切なシステムを作ることができる人だと思います。
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2021年07月21日
システムの「専門性」の追求
昨年からのコロナ禍で、世の中のいろんなことが変わりましたね。
当社では、テレワークの導入が大きな変化でした。
昨年と今年の新入社員は、新人研修の一部を在宅リモートで実施しました。新人も、彼らを教育するメンターも、試行錯誤しながら3カ月の研修を終え、先日、研修中の課題として製作した「売上伝票管理システム」のレビューを実施しました。
システムの基本要件と必要な機能のみが提示され、それを実現するための仕様は各々で考えます。
仕様とは、ざっくり言うと、画面のデザインや操作方法、データの格納方法のことです。
同じ要件なのに、出来上がったシステムはそれぞれ見た目も操作性も全然異なります。
初めてお互いが製作したものを見て、いろんな「気づき」があり、彼らにとってとても有意義なレビューになったと思います。そして研修が終わると、いよいよ配属が決まります。
今年は、全員システム部に所属することになりました。当社には、システム部・プロダクト部・デザイン部の3つの部署があります。
その内、システム部は、個社から依頼される業務系システムの開発/保守を行う部署です。さらに、システム部は4つのグループに分かれています。
このグループ分けの目的は、「専門性」の強化です。
その分野のノウハウを持ったスペシャリストを目指します。●サービス/流通グループ(ものを売る業種向け)
サービス業に関わる販売・在庫管理、倉庫入出庫のほか、ショッピングサイトの作成やカスタマイズを行います。●建設/製造グループ(ものを作る業種向け)
建設業、製造業に関わる原価・生産管理や積算等のシステムを作ります。●給与/就業グループ(全業種向け)
会社の基幹システムのうち、勤怠の管理や給与計算に関わるシステムを作ります。
市販のパッケージソフトでは対応できない部分のシステム化やカスタマイズも行います。●人事/労務グループ(全業種向け)
会社の基幹システムのうち、従業員の管理、採用、教育、評価、各種行政手続き等、人事に関わるシステムを作ります。市販のパッケージソフトでは対応できない部分のシステム化やカスタマイズも行います。受託開発は、お客様から依頼を頂いて、そのお客様のためにシステムを提供する仕事です。
まず、相手の業務を知り、困りごとを聞いて、解決・改善を図る方法を考える。
これってコンサルティングとすごく似ていますよね。SEやプログラマーが、各々の業態・業種・職種に精通することで、要件の理解が深まり、よりよいシステムを提案できる。
各々の知識や経験をより有効に生かすことができる。システム開発という「ものづくり」において、使う側も作る側も「いいものができたな」と思えるよう、私たちの挑戦は続きます。
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2021年01月27日
パッケージソフトをつくる
メディアウェアにはシステム部、デザイン部、そしてプロダクト部の3つの部があります。 システム部は主に業務システムの受託開発を行っています。 受託開発とは、お客様の要望に合わせたシステムを一から開発することです。 それに対して、プロダクト部は主に自社パッケージソフトの開発・販売・サポートを行っています。 パッケージソフトとは、特定の業務や業種で汎用的に使える既製のソフトウェアです。 受託開発とパッケージソフト開発は対になっています。 今回はそのパッケージソフトとプロダクト部のお話です。 近年、会員登録して利用するサービスが多くあると思います。 それに付随して会員管理するシステムもあるわけです。 実はメディアウェアのプロダクト部でもそんなシステムを作っています。 会員管理システム「WIN組織」。会員管理業務に特化したクラウドサービスです。 クラウドサービスになったのは最近の話ですが、WIN組織自体は20年ご愛顧いただいています! WIN組織は会員管理と会計管理の二つのシステムで構成されています。 一元管理なので効率よく会員管理が行えます。多角的な集計機能も搭載! また、会員管理の入金情報と会計管理の仕分け情報がリンクします。 リモート接続だからセキュアな環境が提供可能! さらに毎晩の自動データバックアップ機能も搭載など、セキュリティもバッチリ! もしもの時にも電話・メール・FAXで迅速な対応ができます! お客様の意見を取り入れて、WIN組織はこれからもドンドン進化していきます。 毎月、新機能を追加したり、不具合の修正をしたりしてます。 今は商工団体向けの販売が主ですが、 ゆくゆくは業界団体や不動産・建設業、医療業界などに向けても展開していく予定です! WIN組織のホームページもオープンしたので、ぜひ覗いてみてください! アップデート情報や機能紹介など毎月更新しています! URL:https://winsoshiki.mediaware.co.jp/
ここまで、ほとんどWIN組織の宣伝になってしまいましたが、 メディアウェアのプロダクト部について理解が深まればと思います!